
真の基礎造形教育なくしての合格は偶然に過ぎない
受験大学の傾向の把握対策に傾き過ぎて根本的な問題を残したままの肉付けは無駄
入試の徹底した分析はもとより学生個人個人を理解分析し他には無い密着分析の指導で大きな成果を上げておりカリキュラムと指導についても当学側の都合よりも受験生第一主義を貫きます
指導側体勢には万全を期して学生一人一人の動き変化を克明にとらえ指導側と学生側の意識のズレを生じさせないように最善の道を常に検討し受験を突破します



あなたは一輪の花に何を感じますか?
音楽、映画、詩、絵、これらに接して何を感じますか?
言葉では言い尽くせない何かを感じ、心を動かされることも有る。
あらゆる生物、これは生きてく為に様々な形や機能を持っている。
自然物はそれぞれの環境に合理的な自然の造形物で、その形や色も有機的な結びつきを持つものである。
音楽、映画、詩、絵などは人間の創作物であるが心を動かされる。
自然が作ったものに感動し、人間が作ったものに感動しここにひとつの共通点を見出せる。
我々は自然、文化、社会という環境の中に生活を置いている。
その生活の中で色々な価値を見出し、それを受け入れ自分自身のものにしたうえでさらに新しい価値を求めて創造してゆく。
我々には目、耳、鼻、舌、皮膚の五つの器官を持ち視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感の能力を持っている。
又これ以外に心理的作用に動かされる感受性を持っている。
これらの事が創造の根源であろう。深く鋭い感受性と広くゆたかな感情を育て、造形に反応と反映をもたらす為に、日常から意識的にかつ計画的に取り組む心構えが必要である。


「わかっていること」の重要性、「わからないこと」の対処を考える。
構成はデザイン・工芸科受験の最大のポイントで、この造形感覚試験で合・否が大きく左右される。
基礎デザインは大別して平面と立体とに分けられている。
このことの内容を両者分けて考えられていることが多く、平面と立体の内容と時間構成が大幅にアンバランスである。
入試に立体構成が無ければ立体構成をおろそかにしてもよいのか?
我々の生活はすべて立体空間の中に位置しておりこの立体、つまり三次元の世界をもって二次元(平面) ということを言っていると考える。
平面表現が主流となっている美術教育も、我々の生活が三次元の世界で存在している上で成立している。
このことと受験ということを踏まえた上でデザイン基礎教育を多目的に分析し、造形の根本を効率よく理解、消化させる為に平面と立体とを分けているが、これはあくまで便宜上のものであり立体では扱いにくいものを平面で、平面で扱うよりも立体でとらえる方が理解しやすい場合は立体で、という明確な根本組織を独自に組み上げた指導方針を特徴としている為に構成というものをさまざまな計画的体験を通して体系的に理解し易く創造へと展開してゆける。
そこには「形」があり「調子」があり「色」がある。
これらが単に理屈では無く微妙なからみ合いと関係を保ち、それがひとつの効果となり見る人の心を動かす。
取り囲んでいる様々な環境の中で我々は五感の能力と感受性を持ち個人を形成している。
そこに表われるものが個性であり又、個性だけで造形は成り立ってはいないのである。
「個性とは“美”の中に有機的な関係で作用した上に成り立っているものである。」 ただ演習や実習をくり返していても実力が向上しないのが構成です。
構成を考える前に「0」と「1」の立場から出発し自然の複雑なしくみの中から、生活の中からひとつの形、構造、色彩や秩序又法則などを発見し、今まで我々が見過ごしてきたものに対しそれぞれの価値を知りそれを学問的に又、感覚的に見つめることにより視野を広げてゆく。
体系的な物の見方を経験させその蓄積と体験からさらに思いもよらぬ新しい形や色彩の発見で感動を知る。これを造形的な立場から形として表現するに至らせる。造形感覚を養う為にデッサン、着彩、平面、立体などを総合的に考え対処してゆく。


木炭・鉛筆デッサン、器物・静物デッサン、精密描写等を学びます。
デッサン(素描)と言っても幅広く深い内容があり、これをとっても大変な道のりです。
入試に出る石膏デッサンまた器物ばかりを描いていても本当の意味で上達は困難です。
入試にはなぜこれ等の試験があるのでしょう。
一見上手な人が落ちたり一見下手な人が合格したり、これはデッサンする本来の意味をしっかり理解してやっているかそうでないかの重大な差の結果なのです。
対象を正しくとらえる。
形とは、立体とは、構造とは、位置とは、質とは、空間とは、またそれ等と密接な関係を持つ光とは。
デッサンはおよそ単色の世界ですがこれも重要な意味を持ちます。
さまざまな色、質、光を単色で表現するいわゆる白黒に還元して表現する。
色をトーンで見ることは色感訓練する意味においても大切なことなのです。
着彩・淡彩 モノクロ(白黒)の世界から有彩色の世界へ入り今まで無意識に又観念的に見ていた色に新たな発見や周囲との関係などで左右される色彩と光の新たな感動を得、色の性質や感情などを知り画面での力強い物感、空間などをとらえる訓練をする。
又、着彩と淡彩の内容の違いなども勉強します。